ナッツのまめ知識

VOL.20|くるみの日

写真色々な記念日がありますが、「くるみの日」があることをご存知ですか?

9月30日が「くるみの日」とされています。
「くるみは丸い」(「くる=9」「み=3」「まるい=0」)と9と30とで読む語呂合わせが由来だそうです。

日本一のくるみの名産地、長野県東御市などのくるみ愛好家が制定しました。
くるみの出回る時期にかけて、食材としての素晴らしさ、用途の広さなどをアピールするのが目的とされています。

日本では、縄文時代から自生したオニグルミやヒメグルミを常食していたようです。また、かつては、たいていの家にはくるみの木があり、行事があれば、必ず食卓にのぼっていました。

「くるみの日」をきっかけに、昔から愛されている身近な食材「くるみ」を取り入れてみませんか?



VOL.19|歯触りの柔らかいナッツ カシューナッツ

写真先回はカシューナットノキをご紹介しましたが、今回はその果実、カシューナッツについてご紹介します。

ナッツ類は歯触りが硬いものが多いのですが、カシューナッツは糖質が多いためか歯触りも軟らかく、甘みもあるので食べやすいですね。

カシューナッツには、糖質の他に、たんぱく質も多く含み、また、ビタミンB1、マグネシウム、鉄や銅、亜鉛などのミネラル類も豊富なので、動脈硬化予防、心筋梗塞予防などに効果が期待でき、疲れやすい方にもお勧めです。

生の状態では渋みがあるので、炒ったり、油で揚げるなどして食用にします。
塩で味付けして、ナッツとして食べたり、鶏肉や野菜と炒めるなど中華料理にも多く使われています。



VOL.18|カシューナットの木?

写真カシューナットノキ、何かご存知ですか?
実は、カシューナッツの木のことです。
別名マガタマノキ(勾玉の木)とも呼ばれています。

ウルシ科で亜熱帯植物のカシューナットノキはブラジルが原産地で、海岸沿いに生え、高さ10~15メートルほど成長します。
ウルシ科の木は下部でよく枝分かれをし、カシューナットノキは赤みをおびた花を咲かせます。
その後、花托(かたく)部分は肥大して5~8センチほどの洋梨のような形のカシューアップルとなります。その先端にできる灰褐色の硬い殻に包まれた果実の中にある勾玉型の仁の部分を一般的にカシューナッツと呼びます。

カシューアップルは、リンゴのような芳香があり、生食にしたりジャムに加工されます。

そして、勾玉型の仁の部分を炒ったものが皆さまのお手元に届くカシューナッツとなるのです。



VOL.17|ドライフルーツ

写真ドライフルーツと称せられる乾燥果実は、レーズン・プルーン・アプリコット・イチジク・ブルーベリー等に代表される、生の果実を天日等により乾燥させたもので、その歴史は古く紀元前にまでさかのぼります。また近年の食品加工技術の発達により、更に進化をとげており、最近では、かつての保存食品としてより、自然食品・健康食品として注目を浴びるようになってきました。

生の果実は、乾燥させることにより、水分が蒸発して食品の基礎成分及び栄養素が凝縮されます。それにより鉄分、カルシウム、カリウム等のミネラル分と食物繊維が「生の果実」より、豊富に摂取する事が出来ます。

ミネラル分は生体内において、新陳代謝などの多くの生化学反応に携わる酵素に欠くことのできない微量元素です。

また、食物繊維については、「生」より不溶性及び水溶性食物繊維が豊富に含まれるようになります。不溶性食物繊維が多い食品は、よく噛んで食べるようになり、早食い、過食の防止になると言われており、水溶性食物繊維はコレステロールや胆汁の吸収を抑え、血清コレステロール値を正常化すると言われております。また、消化・吸収に時間がかかるため満腹感が持続します。

ただし、いくら自然食品・健康食品といっても食品としてカロリー(エネルギー)がありますので、エネルギーオーバーにならないようコントロールが必要である事を忘れないようにしましょう。



VOL.16|クルミは植物性の卵

写真今回はクルミの栄養素についてのご紹介です。
クルミは『植物性の卵』とも呼ばれ、良質なたんぱく質を豊富に含み、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質などをバランスよく含んでいます。

中でも、注目したい栄養素はリノール酸、リノレン酸です。
これらの栄養素は、イワシなどの青魚に多く含まれるEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。
しかし、コレステロール値はゼロで、悪玉脂肪酸といわれるトランス脂肪酸は含まれていませんので、血中のコレステロール値や中性脂肪値を下げ、心臓病や動脈硬化、がんなどの生活習慣病を予防する働きがあります。

この他にも、カルシウム、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンE、 鉄分などビタミン・ミネラルをバランス良く含んでおり、老化防止に、体力増強に効果があります。

また女性にとっては肌を若々しく保つ美肌効果も期待できるそうで、ヨーロッパでは古来より美容食として愛好されていたようです。

健康にも美容にも効果のあるクルミ、幅広い料理にご利用下さい。



VOL.15|身近な果物!!パイナップル

写真ほどよい酸味があり、デザートとしても人気がある身近な果物のパイナップルですが、そのほとんどは輸入されたもので、 ほぼ一年中出回っています。

パイナップルは松ぼっくりのような形状で、果実の形が松かさに似ており、味はリンゴに似ているのでパイン+アップルでパイナップルと名付けられました。

パイナップルには食物繊維が多く含まれており便秘の予防に役立ちます。
また、カリウムも多く含まれているので高血圧予防や動脈硬化予防などに効果があります。
ビタミンB1は糖質(炭水化物)を体のエネルギーに変え、疲労回復に役立ちます。

ただし、あまり熟していないものを食べると消化不良を起こしたり、口の中が荒れてしまうことがあるので注意が必要です。

しかし、乾燥パインでしたら、そんな心配はありません。
ぜひ、お菓子作りなどにお使い下さい。



VOL.14|用途いろいろなクルミ

写真美味しくて栄養たっぷりなクルミは、皆さんご存知の通り、料理や菓子原料などに使われますが、他にも多くの用途を持っています。

実から採れる油を使った化粧品や、油絵具、殻を使ってアクセサリーや民芸品にしたり、(殻を手でもんでリハビリやボケ防止に、というのもありますよね)工業用研磨剤、自動車のタイヤやブレーキの材料に。また実や樹皮、葉を染料として草木染をすることもできます。

クルミの木は建築用材や家具として使用されます。硬すぎず柔らかすぎない木材として、ヨーロッパでは古くから高級材として愛用されているようです。

ヨーロッパでは、日本よりクルミについての文化が盛んなようで、クルミに安産を託す民族がいたり、占いに使ったり、11月の万聖節はクルミを食べる夜とも呼ばれているそうです。
クルミの栄養などについては、またの機会にご紹介しましょう。



VOL.13|栄養たっぷり ヘーゼルナッツ

写真ヘーゼルナッツはイガの中に入ったどんぐりのような実の中の種子で、日本ではハシバミと呼ばれています。世界的に流通しているヘーゼルナッツは、ハシバミと同属異種にあたる、粒の大きい「セイヨウハシバミ」です。

良質な植物性脂肪、ビタミンB1、B2、Eや炭水化物、たんぱく質、繊維質をバランス良く含んでいます。特に一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)とビタミンEはたっぷりと含まれています。からだの酸化を防ぎ、血行促進・健康な肌作り・便秘解消・骨粗鬆症予防などに有効に働きます。

カリッとローストされたヘーゼルナッツはそのまま食べても美味しいですよね。お茶うけとして、またお酒のおつまみにもよく合います!
栄養たっぷりのヘーゼルナッツを日々の食生活に、上手に取り入れてみませんか?



VOL.12|ナッツの女王・ピスタチオ

写真ピスタチオはピスタチオグリーン、別名 “緑の宝石(エメラルドジェム)”と呼ばれる美しい緑の実を持ち、味は他のナッツとは異なる独特の風味があり、「ナッツの女王」とも呼ばれています。

ビタミンB6は蛋白質を作り、アミノ酸の代謝や神経伝達をし、健康な皮膚や髪、歯を維持する手助けをしてくれます。

カリウムも多く、からだのむくみや手足の痺れ・けいれん予防にも役立ちます。

名実ともに「女王」であるピスタチオ、日々の健康のサポーターとして是非お役立て下さい!



VOL.11|手軽に栄養補給できるレーズン

写真現在、日本で流通するレーズンの9割近くがカリフォルニア産。弊社でも、西海岸の陽光をたっぷり浴びた高品質なレーズンを直輸入しています。
レーズンは製パン・製菓材料など、様々な用途に利用されていますが、栄養たっぷりなレーズンは、そのまま食べるのもオススメ!な食品です。

カルシウムやマグネシウム、鉄分、ビタミンB群がバランスよく含まれています カリウムも多いので、
塩分の摂取が気になる方は体内のナトリウムとのバランスが改善されるので、良いでしょう。また、イヌリンという水溶性食物繊維も豊富です。食後の血糖値の上昇をゆるやかにする働きや、腸内細菌のバランスを整え、便秘を防止したり、免疫機能を高めます。

それと、ポリフェノールと言えば赤ワインを思い浮かべる方も多いでしょうが、それにも劣らず、ポリフェノールをたっぷり含んだ食品です。

また、レーズンは重量の約6割を果糖・ブドウ糖などが占めるため大変甘く、そしてこれらは、体内に吸収されやすいので、スポーツの際などのエネルギー補給にもオススメです。

時間の無い朝に、ヨーグルトに混ぜて食べても簡単おいしい♪
食事や間食に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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